回転すし店、うどん店など食事をする場で、客による迷惑行為が続いています。そのきっかけとなったスシローの現場は岐阜市内の店舗でした。高校生による湯呑みのなめまわしや醬油の直飲みなどの行為がSNSで炎上しました。動画は何千万回も再生され、すぐに客の名前や年齢、高校名がネット上で特定されました。今回の炎上事件でスシローの対応は早く、翌日にはリリースを出し、迷惑行為をやめるよう訴えました。迅速な対応でした。また、この高校生と親の謝罪挨拶も拒否したということです。
スシローは、客の謝罪拒否、刑事告発と損害賠償に加えて、防止対策として、寿司を回転させない、レーンと座席の間にアクリル板を設置すること等を発表しました。スシローは「これが現場ができる精一杯の対策」と言っています。これ以上何ができるのか!と言っているわけですね。株価も急落し、SNS上でもスシローには行きたくないという声が続出しています。様々な客テロを見ていますと、「お客様は常識を持っている」という性善説の採用は既に難しい時代に入りました。常識外の客が来ることを前提に店運営をしなければいけない時代なのです。